World Wide Web(ワールド ワイド ウェブ、略名:WWW)は、インターネット上で提供されるハイパーテキストシステム。単にWeb(ウェブ)と呼ばれることも多い。インターネットは、コンピュータネットワーク自体を指す言葉であるが、Windows95日本語版に付属していたWWWブラウザのデスクトップアイコンにインターネットと表記されていたため、日本人の日常用語ではWWWまたはWWWブラウザを指す誤用がマスコミを通じて広がった。
セミナー
ウィキペディアの周辺の World Wide Web をグラフィック表現したもの。複雑ネットワークの一例でもある。目次 [非表示]
1 概要
2 基本的な用語
3 ウェブの仕組み
4 歴史
5 WWWの標準規格
6 JavaとJavaScript
7 社会科学的影響
8 統計
携帯アフィリエイト、モバイルアフィリエイト
9 WWWの読み方
10 脚注
11 関連項目
12 外部リンク
12.1 標準規格
12.2 主要サイト
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[編集] 概要
ウィキペディア日本語版の記事をウェブブラウザで表示しているところ。WWWではドキュメント(ウェブページ)の記述には主にHTMLやXHTMLといったハイパーテキスト記述言語が使用される。ハイパーテキストとは、ドキュメントに別のドキュメントのURIへの参照を埋め込むことで(これをハイパーリンクと呼ぶ)インターネット上に散在するドキュメント同士を相互に参照可能にするシステムである。
分かりやすい例で言うと、主にマウスによるクリックなどによってページ間を移動することや、別のファイルである画像をドキュメント内に表示させることなどが挙げられる。そのつながり方が蜘蛛の巣を連想させることからWorld Wide Web(世界に広がる蜘蛛の巣)と名付けられた。尚、蜘蛛の巣は現実のケーブルの配線を表しているわけではない。HTMLの記述方式は比較的単純なため、急速に広く普及した。
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WWWにアクセスするためのソフトウェア(ユーザーエージェント)はWWWクライアントと呼ばれる。そのうち、利用者による閲覧を目的としたものは特にウェブブラウザ(WWWブラウザ、あるいは単にブラウザ)と呼ばれる。また、WWWサービスを提供するソフトウェアをWWWサーバソフトウェアという。
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検索エンジンとウェブディレクトリの出現により、WWW は徐々にその真価を発揮し始める。数学的な理論に基礎付けられたウェブページの順位決定法を実用化することによって、検索エンジンの首座は、一気呵成に確定した。それとは対照的に、すべての分野に亘って個々の事例の集積を要するウェブディレクトリの作成は、継続的で地道な作業によって成し遂げられる辞書の編纂と似ている。前者が数学的手法に依存しているのに対し、後者は分類学的手法によっている点が対照的である。
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[編集] 基本的な用語
WWWを参照するにはウェブブラウザなどのソフトウェアを使用する。ウェブブラウザはウェブページなどのドキュメントをWWWサーバから取得し、モニターなどの出力デバイスに表示する。ウェブページに含まれるハイパーリンクをたどることで他の文書を閲覧したり、情報をサーバに送ることで何らかの相互作用をもたらすこともできる。ウェブページはウェブサイトと呼ばれる関連情報を集めた単位でまとめられていることが多い。
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「インターネット・サーフィン」という言葉は1992年6月に出版されたWilson Library Bulletinの中の Jean Armour Polly(司書)の書いた文章から発祥しているという。Polly は独自にこの言葉を生み出したかもしれないが、1991年から1992年にかけてUsenetで同様の言葉が散見された。更にそれ以前にハッカーのコミュニティで使われていたという証言もある。
英語では、worldwide と一語で表記するのが普通だが、World Wide Web やその略記の WWW は英語でも普通に使われるようになった。最初の頃は、単語を連続して書いて単語の先頭だけを大文字にした WorldWideWeb(インターキャップとかキャメルケースといわれ、プログラマが好む命名規則)とか、ハイフンが入った World-Wide Web(英語の本来の使用法に近い)と表記されることも多かった。
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[編集] ウェブの仕組み
ウェブはクライアントサーバモデルに基づくシステムである。
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World Wide Web上のウェブページなどの資源にアクセスするには、まずウェブブラウザにURLを入力するか、ウェブページのリンクをたどればよい。すると、第一段階としてURIのサーバ名を表す部分が Domain Name System (DNS) と呼ばれるインターネットの分散データベースによってIPアドレスに変換される(IPアドレスが直接指定されている場合はこの変換は行われない)。
次に、そのIPアドレスに対応するWWWサーバに対して、URIのスキーム(通信方法などの指定)に従い接続を試みる。プロトコルとしては主にHTTPが使用される。一般的なウェブページでは、ページを構成するHTMLドキュメントや画像ファイルが要求され、即座に要求元に転送される。
ウェブブラウザは、受け取ったHTMLファイルやCSSファイルにしたがってレンダリングし、画像をはめ込み、リンクをはめ込むなどの仕事を行う。これによってユーザーが見ている画面上の「ページ」が生み出される。
多くのウェブページは他の関連するページとのハイパーリンクを含んでいる。それは例えばダウンロードのページだったり、ソース文書だったり、他の定義だったり、ウェブ上の何かの資源だったりする。このハイパーリンクによって情報の「Web(網)」が形成される。これによって World Wide Web が構成されているのである。
[編集] 歴史
バーナーズ=リーがCERNで使用していたNeXTcube。最初のWWWサーバとなった。ウェブの根底にある考え方は1980年にティム・バーナーズ=リーがロバート・カイリューと構築したENQUIREに遡ることができる。その名称は Enquire Within Upon Everything というビクトリア朝時代の日常生活のハウツー本に由来していて、バーナーズ=リーが幼少のころを思い出して付けたものである。それは現在のウェブとは大分違うが、根本的なアイデアの多くを含んでおり、更にはバーナーズ=リーのWWW後のプロジェクトである セマンティック・ウェブ の考え方をも含んでいた。しかし、ENQUIREは一般に公表されるまでには至らなかった。
1989年3月、欧州原子核研究機構 (CERN) のティム・バーナーズ=リーは「Information Management: A Proposal(情報管理:提案)」を執筆し、ENQUIREを参照しつつさらに進んだ情報管理システムを描いた[1]。彼は1990年11月12日、World Wide Web をより具体化した提案書 "WorldWideWeb: Proposal for a HyperText Project" を発表した。実装は1990年11月13日から開始され、バーナーズ=リーは最初のウェブページ[2]を NeXTワークステーション上に置いた。
その年のクリスマス休暇の間に、バーナーズ=リーはWWWに必要な全ツールを構築した [3]。世界初のウェブブラウザ(ウェブエディタでもある)と世界初のWWWサーバである。
1991年8月6日、彼はWorld Wide WWWプロジェクトに関する簡単な要約をalt.hypertextニュースグループに投稿した。この日がWWWがインターネット上で利用可能なサービスとしてデビューした日となる。
ハイパーテキストの概念は1960年代にまで遡ることができる。テッド・ネルソンのザナドゥ計画、ダグラス・エンゲルバートの oN-Line System(NLS)などである。ネルソンもエンゲルバートも、ヴァネヴァー・ブッシュのマイクロフィルムベースの夢の装置 memexにインスパイアされたものであり、memex は1945年の論文 "As We May Think" で描かれている。
バーナーズ=リーのブレイクスルーはハイパーテキストとインターネットを結合したことである。彼は著書 "Weaving The Web" の中で、このふたつの技術の結合は双方の技術コミュニティの協力によって成立することを強調しているが、誰もこの提案を取り上げることはなく、最終的に自分自身でプロジェクトを実行したのである。この過程で彼はURIと呼ばれるグローバルな資源識別子を開発した。
World Wide Web は当時実現していた他のハイパーテキストシステムとはいくつかの点で異なる。
WWWは、双方向ではなく単方向のリンクを使用する。これにより、何らかの資源の所有者と連絡を取らなくてもリンクすることが可能となった。これによって WWWサーバやブラウザの実装も簡単になっているが、同時にリンク先の資源がいつの間にか無くなるという問題も発生させることとなる。
HyperCardやGopherとは違い、World Wide Web は独占されておらず、サーバやクライアントを独自に開発し拡張するのも自由にできてライセンスを得る必要も無い。